• TOP
  • >
  • コラム

コラム

今月のコラム

今月のコンテンツ

【 「マルウェア」とは 】
「コンピュータウイルスに感染したかもしれない…」
そんな言葉を聞いたことがある方は多いと思います。

しかし「ウイルス」はマルウェアの一種にすぎません。

マルウェアとは、「Malicious Software(悪意あるソフトウェア)」の略で、
ユーザーの意図に反して動作し、情報を盗む、システムを破壊するなど
悪意ある動作を行うプログラムの総称です。

マルウェアには以下のような種類があります:

ウイルス   :他のファイルに寄生して感染を広げる。単体では活動できず、
        実行ファイル(.exeや.comなど)に潜伏。
ワーム    :ネットワークを通じて自動的に拡散。自己増殖が可能。
トロイの木馬 :安全なソフトに見せかけて侵入し、裏で不正な動作を行う。
ランサムウェア:ファイルを暗号化し、解除のために身代金を要求。
スパイウェア :ユーザーの行動や情報をこっそり収集。

「ウイルス」という言葉はメディアや映画などで頻繁に使われてきたため、
一般的には「マルウェア=ウイルス」と誤解されがちですが、
現代の脅威はウイルスだけではありません。

特にランサムウェアやフィッシング詐欺など、より巧妙で危険な
マルウェアや攻撃手法が増加しています。

ウイルス対策だけでは防ぎきれないケースも多く、
最近ではスマートフォンやIoT機器もマルウェアの標的となっています。

SNS経由で広がる偽アプリや、AIを悪用した攻撃など、
手口はますます高度化しており、多層的なセキュリティ対策が求められています。

まとめ
・「ウイルス」は「マルウェア」の一部である
・マルウェアには多様な種類があり、それぞれ異なる特徴と対策が必要
・現代の脅威はウイルスだけではなく、より巧妙な攻撃手法が増えている
・正しい知識を持つことが、最初の防御です

セキュリティ・ウイルス対策の強化をご検討、ご相談されたい場合は
弊社までお問い合わせいただけますと幸いです。

ウイルス情報

【 アンチウイルスソフトの無効化や情報の窃取を行うウイルス 】
■ウイルス名
Backdoor.Win32.XWORM、UDS:Trojan.MSIL.Taskun、Trojan:MSIL/XWorm.ZWP、MSIL.Packed 等

■概要
このウイルスは感染するとWindows Defenderなどのセキュリティ機能を無効化や、
バックドアを作成し外部からリモートアクセスを可能にします。

利用者に気付かれないようにバックグラウンドで動作し、OSの資格情報や
キーボードの入力情報などを窃取します。

また、スタートアップフォルダやレジストリに自身を呼び出すよう設定を追加し、
端末の再起動を行われたような場合にも自身を常駐させます。

■漏洩する情報
感染した場合、以下の情報が漏洩する可能性があります:
- OSの資格情報
- スクリーンショット
- キーボードの入力情報

■リバースエンジニアリング対策
特定の環境での実行となる場合、ウイルスは動作を終了します。
- デバッグ環境の検出
- 難読化処理

■想定される侵入経路
インターネットからのダウンロードが推測されます。

過去のコラムにつきましては、サポートメールのバックナンバーをご覧下さい。

このページの先頭へ